July 17, 2025
石油化学産業は岐路に立っています。過去の炭素排出量に足止めされるか、それともネットゼロの未来へ向けて疾走するか。サウジアラビアの産業大国であるSABIC（$SABIC）は、後者に大きく賭けています。そして、ガス部門であるNational Industrial Gases Company（NIGC）のIPOを計画することで、資金を調達するだけでなく、低炭素化学品分野の先駆者としての地位を確立しようとしています。これはESG主導の価値創造の物語であり、これを見過ごす投資家は、次のメガトレンドを見逃す可能性があります。
ガス部門のIPO：脱炭素化の触媒
SABICのガス部門であるNIGCは、小規模な事業ではありません。2024年には4億2700万ドルの収益を上げ、中東全域の産業用ガス需要を支えるキャッシュリッチなエンジンです。しかし、真の価値はIPOそのものではなく、その収益が何に資金提供されるかです。2025年までに40億ドルの設備投資を行い、再生可能エネルギー、炭素回収、低炭素化学品をターゲットとしています。
追伸：上記のニュースはウェブサイトからのものです。
